OpenAIのDevDay 2026で、SNSは24時間働く分身のAI「dots」への驚きと、月200ドルのChatGPT Proで使える量が半分になることへの怒りで持ちきりになりました。発表の中身と生の声を整理し、新モデル「GPT-6.1 Sol」と最上位のAstraを、ClaudeのOpus 5.5・Fable 5.1と同じ注文でゲームと3Dの東京を作らせて実力差を比較。Proは結局高くなったのか、得するのは誰かまで答えます。
OpenAIの開発者向けイベント「DevDay 2026」から1日。SNSは2つの話題で持ちきりです。24時間働く「分身」のAI「dots」と、月200ドルのChatGPT Proの「半減」です。
2026年9月29日(日本時間では30日の未明)、OpenAIはサンフランシスコで20を超える発表をしました(OpenAI )。新しい主力のAIは、1か月前の主力の半額に。ところが同じ日、月200ドルのProに新しく入る人が使える量は、半分になると発表されました。
データで見る、DevDay 2026の料金
半額 新モデルGPT-6.1 SolのAPI料金。1か月前の主力GPT-5.6 Solと比べて 出典:OpenAI API 20倍→ 10倍 月200ドルのProで使える量(Plusとの比較)。新しく入る人から 出典:Sottiaux氏のX投稿
AIは半額になったのに、200ドルで使える量は半分。え、どういうこと? と思いますよね。
この記事では、みなさんが気になっているはずの4つの疑問に、先に短く答えておきます。
SHORT ANSWERS DevDay 2026の4つの疑問に、先に答えます
新しいAIは5分の1の値段、Proの枠は半分。得か損かは、どのAIに任せるか次第。
Q1 どんな発表があった?
24時間働く分身のAI「dots」、最上位に迫る力を5分の1の値段で使える「GPT-6.1 Sol」、最大8倍速の「Ultrafast」、月500ドルの「Pro 500」、そしてPro 200の枠の見直し。
→ PART 01 Q2 みんなの様子は?
dotsには「頼んでいないのに先回りしてくれた」と驚く声。Pro 200には「Claudeに戻る」の声が集まりました。
→ PART 02 Q3 性能差はどれくらい?
第三者の評価では、上位4モデルの差は数ポイント。費用は最大10倍違います。同じ注文の作品では、Claude Opus 5.5の作り込みが頭ひとつ抜けました。
→ PART 03 Q4 高くなった? 安くなった?
APIは値下げ。Pro 200は、最上位のAstraを使い倒す人には実質値上げで、Solで足りる人には量は減りません。
→ PART 04
小笠原 WHY NOW DATA WORLD編集部も、200ドルのProを契約して、表紙の画像づくりやサイトの開発にOpenAIのCodexを毎日使っています。今回の変更は、完全に自分ごとなんですよね。
すでに契約している人も、10月30日からは新しい枠に切り替わります(OpenAI ヘルプセンター )。それまでの1か月で、使い方を見直せるかどうかが分かれ目です。
この記事について 2026年9月30日までに公開された公式発表、報道、SNSの投稿をもとに構成しています。投稿の反応の数(いいね・表示回数)は、10月1日0時(日本時間)時点のものです。作品づくりの検証は9月30日夜、編集部のChatGPT Pro(月200ドル)とClaudeのアカウントで行いました。
IN THIS ARTICLE この記事で読めること
PART 01 3分でわかる、DevDay 2026の5つの発表 会場の様子も PART 02 SNSの反応。dotsに沸いて、Pro 200に怒った 生の声を埋め込みで PART 03 性能差は、どれくらい? Opus 5.5と作品対決 PART 04 結局、高くなった? 安くなった? 使い方別の早見表 EDITOR'S TAKE 売り物は「AIの答え」から「AIが働く時間」へ 編集長の考察
01 3分でわかる、DevDay 2026の5つの発表
発表は20以上ありましたが、押さえておきたいのは次の5つです。
DevDay 2026で押さえておきたい5つの発表。
dots :最上位のGPT-6 Astraで動き、24時間働き続ける「分身」のAI 。1体ごとに専用のクラウドコンピューターを持ち、4,000以上のアプリにつながります。ChatGPTやSlack、Teamsから話しかけられ、使うほど持ち主の好みを覚えます。ProとBusiness Premiumから提供で、最初の1体は追加料金なし(OpenAI )
GPT-6.1 Sol :Astraに迫る性能を、Astraの5分の1のAPI料金で使える新しい主力モデル(OpenAI )。1か月前の主力GPT-5.6 Solと比べても半額です(OpenAI API )
Ultrafast :答えを最大8倍の速さで出す「特急券」。APIの料金は通常の6倍(OpenAI )
Pro 500 :月500ドルの新しい最上位プラン。Ultrafastを使える唯一の個人向けプランです(OpenAI ヘルプセンター )
Pro 200 :9月10日から止めていた新規受付を再開。ただし使える量は、Plusの20倍から10倍になりました (Sottiaux氏のX投稿 )
会場は満員、目玉の実演は壇上で止まった
会場は、サンフランシスコの港に面したイベント施設Fort Mason。開場前から入場の列が延び、入口の外には抗議の人たちの姿もあったそうです。
訳 OpenAI DevDayの列に並んでいるところ。Fort Masonのメインステージに入るために、ものすごい人。半自律型のエージェントについての発表がたくさんあるらしい。そして、正面入口の外に抗議の人たちがいるのは(聞くところでは)今回が初めて……
約54分の基調講演は、dotsの発表から始まり、GPT-6.1 Sol、Ultrafastと続きました。目玉のdotsの実演では、壇上から話しかけたdotの返事が止まり、会場が静まり返る場面も 。最後は、全世界の利用者の利用枠をリセットするボタンが会場で押され 、拍手で締めくくられました(Simon Willison氏のライブブログ )。全編は、OpenAIの公式チャンネルで見られます。
小笠原 EDITOR'S NOTE 発表の順番に、今回のOpenAIの本音が出ていたと思います。基調講演の最初に来たのは、新しいモデルではなくdotsでした。「賢いAIを作る会社」から、「AIに仕事を任せる場所を売る会社」へ。Ultrafastを「6倍払う価値がある」とアルトマン氏が言い切ったのも同じ流れで、売り物は賢さより、仕事が片づくまでの時間なんですよね。
その目玉の実演が壇上で止まったのは、笑い話で終わらせたくない場面です。つながる先が多いエージェントほど、どこか1か所の不調で止まる。私たちが仕事で任せるなら、まずは止まっても困らない作業から、というのが正直な実感です。
02 SNSの反応。dotsに沸いて、Pro 200に怒った
発表から1日、X(旧Twitter)は2つの話題で持ちきりでした。1つは、分身のAI「dots」への驚き。もう1つは、月200ドルのChatGPT Proで使える量が半分になることへの怒りです。
dotsには、驚きと笑いが集まった
dotsへの反応を追うと、話題は3つに分かれました。先回りの驚き、電話の機能、そしてライバルのいたずらです。
頼んでいないのに、先回りしてくれた
先行して試した開発者たちの報告には、頼まれる前に動く場面が並びました。
メールを読んで、予定のダブルブッキングや怪しいログインを指摘してきた(Firtman氏の投稿 )
寝ている間に、頼んでいないツールを考えて作っていた (Linton氏の投稿 )
定期的な支払いを年約500ドル減らす方法を見つけ 、サポートとのやり取りまで代わりにこなした(OpenAIの研究者Noam Brown氏の投稿。利害関係者の発言です。Brown氏の投稿 )
dotには、電話で話しかけられる
dotsには、電話をかけるように声で話しかける機能があります。dotとの会話画面で電話のボタンを押すと、dotにつながります。作業を任せたまま「どこまで進んだ?」「この件はどうする?」と、声で相談できる わけです。電話を切っても、任せた作業は続きます (ChatGPT Learn )。日本でも、実際にdotへ電話してみた動画が話題になりました(paji氏の投稿 )。
反対向き、つまりdotのほうから電話をかけてくる機能は、まだありません。公式の説明では「提供開始後に予定」で、進捗の報告や確認はチャットで届きます。先の動画でも、dot自身が「こっちから電話をかける機能は、今は使えない」と答えていました。
いちばん伸びたのは、ライバルのいたずら
いちばん伸びたのはOpenAIの発表ではなく、「dot.com」がマスク氏のSpaceXAIのもので、ライバルのGrokのページに飛ぶ、と笑う投稿でした。いいね3.6万件で、OpenAIの発表(3.5万件)を上回っています (TechCrunch )。
訳 あはははは、うそでしょ。OpenAIがdotsを発表→SpaceXAIがDot.comを買っていた。Grok Botのダウンロードページに直行する。最高。
先行して試したDan Shipper氏(米国のAIメディアEvery)は、不具合もあったとして「1〜2週間待ってから試すのがおすすめ」と書いています(Shipper氏の投稿 )。
Pro 200には「Claudeに戻る」の声。でも計算すると話は違った
ここからは、もう1つの話題です。月200ドルのChatGPT Proは、新しく入る人が使える量を半分にしました(くわしい中身はPart 04で)。
この変更を知らせたのは、DevDayの前日(米国時間)、OpenAIでCodexを担当するThibault Sottiaux氏の投稿です。「新しいPro 200は、APIの金額に換算して以前の半分」という内容でした(Sottiaux氏の投稿 )。いいね2.2万件に対して、返信は7,180件。dotsの発表(いいね3.5万件に返信1,906件)と比べると、賛成より議論が集まった投稿です。
返信で目立ったのは、Claudeへの乗り換え宣言でした 。
訳 よし、みんな、Claudeに戻ろう。さよならOpenAI 🪦
一方で、冷静に計算した人たちは「全部が半分になるわけではない」と指摘しました(計算した投稿 )。理屈はシンプルです。
枠は、APIの金額で半分になった
でも新しいGPT-6.1 Solの値段は、1か月前の主力の半額
金額が半分でも、値段が半分のモデルなら、使える量は変わらない
本当に半分になるのは、最上位のAstraの枠 です。怒っているのはAstraを使い倒してきた人たちで、OpenAIが「以前より多くの仕事ができる」と言うのはSolを使う前提。見ている枠が違うので、話がかみ合わないわけです。
小笠原 EDITOR'S NOTE dotsへの驚きを読み比べると、すごいのは作業の速さより「頼んでいないのに気づく」ことでした。裏を返せば、メールや予定を見せるほど役に立つ。どこまで見せるかの線引きが、これからの使いこなしの分かれ目になりそうです。
Pro 200の怒りも、よく読むと矛先はAstraの枠です。「20倍」「10倍」という倍率は、中のモデルの値段が変わると意味が変わる。サブスクの価値を倍率だけで比べる時代は、もう終わったのかもしれません。
03 性能差は、どれくらい? Astra・Sol・Fable・Opusを比べた
いま「最先端」と呼ばれるAI(フロンティアモデル)は、OpenAIとAnthropic(Claudeの開発元)が2つずつ出しています。今回比べるのは、この4つです。
出典:OpenAI API「Pricing」 、Anthropic「プランと料金」 (いずれも2026年9月30日閲覧)。トークンは、AIが文章を読み書きするときの単位です
TRIAL01 独立した評価機関Artificial Analysisの総合指標(10種類の評価の平均)
第三者の評価では、賢さの差は数ポイント。費用は10倍
各社が発表する数字は、どうしても自社が勝つ条件のものが中心になります。そこで、独立した評価機関Artificial Analysisの総合指標で比べました。仕事の文書づくり、プログラミング、難問など10種類の評価の平均で、思考量はどれも最大の設定です。
Artificial Analysis Intelligence Index v4.3.2(2026年10月1日閲覧)から編集部作成。
首位はOpus 5.5の58で、Fable 5.1とAstraが53、GPT-6.1 Solが52(Artificial Analysis )。はっきり差が出たのは費用で、1問あたりSolの0.72ドルに対し、Fable 5.1は7.63ドル。賢さは数ポイント差なのに、費用は最大10倍 です。Opus 5.5はAPI料金ではAstraより安いのに、1問に約12万トークン(Astraの4倍以上)も考える ため、1問あたりでは高くつきます。
Anthropic自身も、Opus 5.5の発表で「この水準の能力になると、ベンチマークの差は実際の違いを見る目安として当てにならなくなってきた」と書いています(Anthropic )。では、実際に作らせると何が違うのか。同じ一文の注文を、4つのAIに出しました。
TRIAL02 「自転車に乗るペリカンのSVG(線と図形で描く画像)を作って」
自転車に乗るペリカン。OpenAIは描き込み、Claudeはすっきり
新しいAIが出るたびに英国の開発者Simon Willison氏が試している定番のお題。思考量は「中」、1回目の結果をそのまま掲載。
OpenAIの2つは太陽や雲、丘まで描き込んだイラスト 。Claudeの2つは、青空と地面に白いペリカンと赤い自転車を置いた、すっきりした絵でした。
TRIAL03 「3Dの描画ライブラリ(Three.js)で、雨の夜の東京の街を作って」
雨の夜の東京。日本の街の細かさはClaudeが上
日本語のネオン、濡れた路面、雨、高架の電車、走る車を入れ、カメラが自動で動くように頼みました(思考量は「高」)。
同じ注文で4つのAIが作った「雨の夜の東京」を、同じ画面で12秒間並べました(動かなかったものは、エラーを伝えて1回だけ直させています)。
いちばん細かい街を作ったのはOpus 5.5で、「新発売 夜空ソーダ ¥160」の広告が流れる大型ビジョンや、「快速 高尾」を掲げた電車まであります。Fable 5.1は「銭湯 松の湯」「終電まで営業中」と、看板の言葉選びがいちばん東京らしい。日本の街の細かさでは、Claudeの2つが一枚上 でした。
Solは看板こそ少なめですが、文字がいちばん読みやすい。意外だったのはAstraで、日本語の看板を65枚も作ったのに、暗い裏板が文字の手前に来てしまい、1枚も見えていませんでした 。もったいない……!
TRIAL04 「AIが自動で遊ぶデモ付きの、横スクロールのシューティングゲームを1ファイルで作って」
シューティングゲーム。遊びの作り込みはOpus 5.5が頭ひとつ抜けた
同じ注文で4つのAIが作ったシューティングの、AIが自動で遊ぶデモ画面を12秒間並べました(音は入れていません)。
4つとも、そのまま遊べるゲームになりました。差が出たのは中身です。自動で遊ぶデモを3分間動かし、プログラムも数えました。
敵の出方は毎回変わるため、結果は回によって違います(Astraは別の回ではボスを倒しています)。
4つのゲームのボス戦。自動操縦のデモを動かしたときの画面です。
Opus 5.5は、自動操縦のAIパイロットまで一番うまく 、0.05秒ごとに85か所の移動先を試算して弾をよけていました。OpenAIの2つは洗練された画面ですが中身はシンプルで、ボスの名前がどちらも「DREADNOUGHT」だった のは、同じ会社のモデルらしい一致です。作るのにかかった費用は、Solが約0.17ドルに対し、Opus 5.5は約2.04ドルでした。
小笠原 EDITOR'S NOTE 数字では数ポイントの差なのに、作品では差がはっきり出ました。ベンチマークは「解けるか」を測り、作品は「どこまでやるか」を映す、というのが今回いちばんの実感です。Opus 5.5は1問に約12万トークン考え、そのぶん作り込む。費用の差は、その粘り強さの値段なんですよね。
日本のメディアとして見逃せないのは、左側通行や「空車」のタクシーまで拾ったClaudeの「日本の解像度」です。社内ツールのたたき台はSolで安く速く、読者に見せる作品はOpus 5.5やFable 5.1で作り込む。そんな使い分けをしたくなる結果でした。
答えは、どのAIをどう使うかで分かれます。
出典:OpenAI API「Pricing」 、OpenAI ヘルプセンター 、Sottiaux氏のX投稿 (いずれも2026年9月30日閲覧)
「半分」の正体は、利用枠の数え方の変更です。OpenAIは新しいPro 200の枠を、APIの料金に換算して以前の半分の金額分、と決め直しました。金額で数えるので、安いモデルを使うほど、たくさん使えます。
枠は半分、Solの料金はAstraの5分の1。使えるトークンの量で比べた単純計算です。
損をするのは、9月3日に出た最上位のAstraを休まず回してきた人です 。Astraには人気が集中し、OpenAIは9月10日にProの新規受付をいったん止めていました(TechCrunch )。受付の再開と同時に、枠を見直したわけです。
Astraの公開から、Pro 200の枠の切り替えまで。
以前からの契約者は10月29日まで以前の枠のまま使え、一度だけ62,500クレジット(約2,500ドル分、年末まで有効)も配られました(TheNextWeb )。編集部のアカウントにも、同じ額が入っています。
いちばん「高くついた」と感じた人が多いのは、速さを買う機能です。標準の速さと比べて、AstraのUltrafastは利用枠を8倍の速さで減らします (OpenAI ヘルプセンター )。
訳 月500ドルのChatGPT Proで、週の上限を30分足らずで使い切った。GPT 6 AstraのUltrafast。10月6日まで残り0%。OpenAIはみんなをだましたんだ。
日本でも、Pro 500のUltrafastを試した石川陽太氏が、実装は4分29秒で終わった一方、1回で週の枠の約7%を使ったと報告しています(石川氏の投稿 )。この調子なら、週に14回ほどで枠が尽きる計算です。
小笠原 EDITOR'S NOTE 以前からの契約者がいまやっておきたいことは、2つだと思います。10月29日までに、ふだんの仕事がSolでどこまで回るかを試しておくこと。そして、年末で消える約2,500ドル分のクレジットを、Astraが本当に必要な仕事のために取っておくことです。
Ultrafastは、人の待ち時間がいちばん高くつく場面だけの切り札。8倍の速さで枠が減るなら、「急ぐ理由があるときだけ使う」くらいがちょうどいいんですよね。
EDITOR'S TAKE ── 編集長・小笠原はこう読む 売り物は「AIの答え」から「AIが働く時間」へ 先回りして動くdots、半額の新モデル、そして半分になったPro 200。同じ日に出たこの3つは、ばらばらのニュースに見えて、1本の線でつながっていると思います。
VIEW01
dotsがはやるほど、最上位AIの時間が足りなくなる
dotsは、いちばん高性能なAstraで動き、持ち主が寝ている間も働き続けます。1人が1体を24時間動かせば、そのぶんAstraの計算を使い続けることになります。
ところがAstraは、公開からわずか1週間で、Proの新規受付を止めるほど足りていませんでした 。そこに24時間働くdotsが加われば、Astraの取り合いはさらに激しくなる。だからOpenAIは同じ日に、Pro 200で使えるAstraの量を半分に絞り、もっと使いたい人には月500ドルのPro 500を用意した。私たちは、今回の発表をそう読んでいます。
AIが「答える道具」から「働き続ける分身」に変わると、足りなくなるのは賢さより、AIが働く時間 。dotsの熱狂とPro 200の半減は、同じ話の表と裏なんですよね。
VIEW02
月額より「どのAIをどの速さで使うか」で、価値が何倍も変わる
Sottiaux氏は、APIの定価を高く見せて割り引くようなことはしたくない、将来はサブスクとAPIで1ドルあたりに使える量の差がなくなっていく、と書いています。OpenAIの財務責任者のSarah Friar氏も、DevDayの日のCNBCの取材で、利用者は1人いくらの定額だけでなく、使った分だけ払う形に移り始めていると話しました(CNBC )。
サブスクは「食べ放題」から、中身が金額で測られる「チャージ式」に近づいています。同じ枠でも、Solなら5倍長く使え、速さを買うUltrafastなら8倍の速さで減っていく 。月額いくらのプランかより、どのAIをどの速さで使うか で、同じ200ドルの価値が何倍も変わる時代になったんですよね。
KEY TAKEAWAYSこの記事で持ち帰りたいこと
発表の目玉は5つ 24時間働く分身のAI「dots」、Astraに迫る力を5分の1の値段で使える「GPT-6.1 Sol」、最大8倍速の「Ultrafast」、月500ドルの「Pro 500」、そして使える量が半分になった「Pro 200」。
SNSはdotsに沸き、Pro 200に怒った dotsには、先回りして声をかけてくる便利さに驚く声。作業を任せたまま、電話で相談することもできます。Pro 200には「Claudeに戻る」の声が集まりました。
性能差は数ポイント、費用は10倍 第三者の評価では、4モデルの賢さの差は数ポイント。1問あたりの費用は0.72〜7.63ドルと10倍の差です。作品の作り込みでは、Opus 5.5が頭ひとつ抜けました。
高くなるかは「どのAIに任せるか」次第 APIは値下げ。Pro 200で半分になるのは実質的にAstraの枠で、Solで足りる仕事なら使える量は減りません。以前からの契約者は10月30日から新しい枠です。
小笠原 P.S. いちばん見てほしいのは、Part 03の3Dの東京とゲームです。同じ一文の注文から、AIごとにまったく違う作品が立ち上がります。数字では数ポイントの差でも、作らせてみると「性格」の違いがよく見えるんですよね。