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3Dは誰でも作れるのに、なぜ現場で使われない? スマホで撮れる写真のような3D「ガウシアン・スプラッティング」の作り手、WANの三谷歩さんに聞く

スマホの動画からでも、写真のような3D空間がつくれるガウシアン・スプラッティング(3DGS)。論文の発表からわずか3年で、世界共通の3Dファイル形式でも正式に扱えるようになりました。それなのに、建設の現場で本当に仕事に使えている会社は、まだごくわずかです。作る技術はそろったのに、何が足りないのか。3DGS専用のビューワー「Machica」を開発する広島のWAN代表・三谷歩さんに、3DGSとは何か、点群との違い、設計データとの重ね方、使う人に教わる開発、そして「撮り忘れても後で撮れる」未来まで聞きました。連載「現実を、まるごと仮想空間へ」の第1回です。

スマホで撮った動画から、写真と見分けがつかないほどの3D空間ができる。そんな技術が、この3年で一気に身近になりました。

名前は「ガウシアン・スプラッティング」、略して3DGS。2023年夏にフランスの研究機関Inriaなどの研究者が発表した手法です。そして2026年9月には、3Dのデータを、ソフトの違いを越えてやり取りするための世界共通のファイル形式(glTF)でも、3DGSを正式に扱えるようになりました。写真でいえば、どのカメラで撮っても、どのパソコンでも開けるJPEGのような共通の形式です。論文から世界共通の形式になるまで、わずか3年です。

DATA WORLDでも、国の3D都市モデル「PLATEAU」を連載で追いかけてきました。3Dのデータは、作るところまではどんどん進んでいます。ところが、その3Dを現場の打ち合わせや住民への説明で「仕事の道具」として使えているかというと、話は別です。

建物の設計を3Dで行うBIMについて、国土交通省が2024年度に行った調査があります。BIMを導入済みの部署でも、社内のほかの部署や社外とデータを連携した経験が「ない」と答えたのは38.6%。協力会社がBIMを使っていないので連携できない、という答えも45.7%ありました。3Dで見える化すると意思疎通が良くなる、と答えた部署は82.7%にのぼるのに、です。作れても、渡せない。ここに大きな壁があります。

作る技術はそろった。では、何が足りないのか。

その答えを、まさに「使う側の道具」から作っている会社があります。広島のワールドエリアネットワークス(WAN)です。

そして今回、WAN代表の三谷歩さんに、直接お話を伺えることになりました!

先に答えを言ってしまうと、足りないのは撮る技術ではなく、3Dを「どこの話か」が伝わる会話の場に変える道具でした。

三谷 歩
WHO IS

三谷 歩Ayumu Mitani

株式会社ワールドエリアネットワークス 代表取締役

「データを作ったあと、どう活用するか。そこにソフトが追いついていないんです」── 三谷歩(本記事の取材より)

  1. 2010音大から、25歳で起業音楽大学を卒業後、就職先が1年ほどで倒産。CGとVRに出会い、広島でWANを設立
  2. 2018〜建設機械の世界へ建設機械の3Dシミュレーターの開発に携わり、建機シミュレーター「メタトレ」、3DGSビューワー「Machica」を生み出す
  3. NOWフィジカルAIの研究開発へ熟練者の技をAIで継承する「メタトレ+」が国の研究開発事業に。2026年10月、フィジカルAIの研究開発を本格始動

映像やCGで「見せる」仕事から出発し、建設機械を「練習する」仮想空間、現場を「写し取る」3Dへと、仕事の幅を広げてきました。

テーブルを囲んで対談するDATA WORLD編集長の小笠原海人とWAN代表の三谷歩さん
広島のWANのオフィスで話を聞きました。
01

そもそも、3DGSって何?

Q1小笠原

三谷さん、今日はよろしくお願いします! さっそくなんですが、すごく基本的なところから伺わせてください。3DGSって、そもそもどんな技術なんでしょう?

三谷

3DGSは、3D Gaussian Splatting(ガウシアン・スプラッティング)の略で、新しい3DCGの形式です。

いま、デジタルツイン、つまり現実の空間をそっくり仮想空間に再現して、確かめたり試したりする仕組みが注目されていますよね。現実の空間をいかに仮想空間に再現するか、に取り組む会社もすごく増えてきています。そこで注目されているのが3DGSなんです。

いろんな方向から撮った写真や動画をもとに、色と透け方を持った小さな楕円形の粒を、空間に何百万個も並べて景色を描きます。粒は物の形そのものではなく、「どう見えるか」を表す部品なんですね。だからガラスの反射や木の葉の細かさまで、写真のように再現できる。見る角度を自由に変えても、自然な景色のまま眺められます。

Q2小笠原

粒で「見え方」を描く…! 建設の現場では、レーザーなどで測った点の集まり「点群」が3Dの記録によく使われてきたと聞きます。点群とは、何が違うんですか?

三谷

点群は、点の集まりで形を表すデータです。離れて見れば、それっぽい街並みが出てきます。でも近くで見ると点のすき間がいっぱい見えて、どこが何なのか分からない、という問題がありました。

点群が得意なのは、距離を測ることです。この点からこの点まで、と現場に行かなくても測れる。現場で測り忘れたところも、あとから測れます。

3DGSを使うと、ほぼ現実の空間と同じクオリティの3Dモデルを作ることができますし、早ければ1日あれば作れます。3DGSも裏で点群のデータを持っているものがありますし、3DGS自体も距離のスケールのデータを持っているので、点群とは少し精度が違う部分もありますが、あとから距離を測ることもできます。点群でやっていた作業を3DGSに置き換えると、もっと分かりやすい、見た目の効果が得られるのが特徴です。

Machicaの道路データ上に引かれた距離計測の線と数値
3DGSでつくった道路の3Dデータ上で距離を測る画面例。表示値はこのデータの計測例で、測量の精度を示すものではありません。
Q3小笠原

写真のような3Dが、早ければ1日で…! でも撮影は難しくないんですか? 測量のように、細かく位置を決める作業が要りそうですが。

三谷

基本的には、ハンディスキャナーを持って歩くだけです。iPhoneで撮った動画からも作れます。適当に撮ってもある程度できますし、詳しく撮りたいところを細かく撮っていくと、すごくきれいに出てきます。お店のチラシの文字が読めるくらいの細かさで再現できるんですよ。

測量に使いたい場合は、何か所かに目印を置いて、ここがどの位置か、を記録させて撮るやり方もあります。でも、本当にアバウトに撮っていただくだけでも、かなりきれいに撮れます。経験がない方でも、簡単に撮っていただけるものになっています。

02

作れるのに、使う道具がなかった

Q4小笠原

ハンディスキャナーにドローン、iPhoneまで。作る方法はどんどん増えているんですね。そのなかで、なぜ「見る」ためのソフトを作ろうと思ったんですか?

三谷

3DGSを作る人は、世の中でもちょこちょこ出てきています。ハンディスキャナーやドローンで作ったり、iPhoneで撮った動画から作ったり。いろんな人が、どうやったらきれいなデータが作れるんだろう、と検証している段階だと思います。

でも、作ったあとはどうするのか。そこがぽっかり抜けているんです。きれいな3Dができても、現場の人がそれを開いて、測って、話し合える道具がない。作る技術に、使うソフトが追いついていない。だったら、使う側の道具は僕らが作ろう。それが、3DGSに特化したビューワーを作ろうと思った一番最初のきっかけです。

Q5小笠原

そうして生まれたのが、「Machica」なんですね。どんなサービスなんですか?

三谷

「マチを可視化する」から、Machicaという名前にしています。

WANはこれまで、建設・土木の業界に、建機のシミュレーターなどいくつかの仕組みを提供してきました。Machicaは、その建設・土木の現場で、3DGSでつくったデジタルツインを仕事に使うための道具です。

3Dの街並みを映したモニターと「3DGSビューワー『Machica』」「現場を可視化し、意思決定を加速する。」の文字が入った公式紹介画像
現場の3Dデータを、見る・測る・共有するためのMachica。
Q6小笠原

現場の3Dを、図面を読み慣れていない発注者や住民の方に見せたい場面も多そうです。どうやって共有するんですか?

三谷

すべてブラウザで完結します。受け取る側、たとえばクライアントさんや、住民説明の住民の方は、URLを発行してあげれば無料で見られます。YouTubeみたいな形ですね。アップロードする側を管理者の方がやって、見る側はみなさん誰でも見られる。

セキュリティの問題もあるので、限定公開やパスワード付きの公開もできます。見せたい人だけに見せることも、広く見てもらうこともできます。

Q7小笠原

URLを送るだけで見られるのは、ありがたいですね。設計のデータを現場の3Dに重ねることもできると聞きました。位置を合わせるのは大変じゃないですか?

三谷

3DGSのほうに、測量のデータが入っています。日本のどの位置にあるか、というデータですね。設計のBIMのデータも、基本的には測量のデータを埋め込んで作られる場合が多いので、インポートしていただくと、もう思った通りの場所にバシッと入ります。めちゃめちゃピッタリ合いますよ。

測量のデータがないものは、手動で合わせていただくこともできます。CGソフトのように、場所を選んで配置できます。

現場の3D空間に青い設計モデルを重ねたMachicaの紹介画像
現場の記録と設計データを、同じ空間で確かめるイメージ。青い部分が重ねた設計モデルです。
03

使う人に教わって、道具を育てる

Q8小笠原

設計データとぴったり重なるのは、現場の方には本当にうれしい機能ですね。こうした機能は、最初から考えていらっしゃったんですか?

三谷

実は、私たちは建設業界の経験がないところから始めているので、最初は推測で作っていました。いろんなお客さんに提供して、今はベータ版という形で無償で提供させていただいています。

そのなかで、使ってくださっているお客さんから、「こうしたほうが使いやすい」「こういう機能が欲しい」というご要望をいただいて。ようやく私たちも少しずつ業界の理解を深めて、であればこういう機能をつけたほうがいいんだ、と対応しているところです。

Q9小笠原

使っている方と一緒に、道具を育てていらっしゃるんですね。どんな声が届いているんでしょう?

三谷

めちゃめちゃ熱い言葉をいただいていて、ありがたい限りです。いま3DGSに興味を持たれている方は、比較的アーリーアダプター、新しいものに取り組みたいという思いが強い方が多いのかな、と思います。

Q10小笠原

具体的には、どんなご要望があったんでしょう?

三谷

たとえば、距離の測り方です。私たちが単純に考えると、ここからここまで測ればいい、となります。でも実際には、本当に測りたかったところと少しずれて、目分量で測るしかない場面がある。それを「こういう測り方をしたら正確に測れるよ」と教えていただいたりしています。

あとは走行シミュレーションですね。道路や線路を作る方なら、完成したあとにそこを走るとどう見えるのか、をシミュレーションしたい。そういう使い方があるんだ、と知るような声をいただきながら、機能を少しずつ追加しています。

Q11小笠原

いま、3DGSを実際の仕事に取り入れている会社は、どれくらいあるんでしょう?

三谷

業務で100%使い切れているところは、そんなにないと思います。いまは業務として、テストで使ってみている。それも、ごくわずかの会社さんだと思います。これから、そこがどんどん広がっていくことを期待しています。

ただ、2026年6月に「CSPI-EXPO」という建設・測量の展示会に出展したんですが、3DGSという言葉を本当にいろんなところで目にするようになっていました。業界で注目されている技術なんだと、改めて実感しましたね。

来場者が集まるCSPI-EXPOのWANブース
2026年6月のCSPI-EXPOでのWANのブース。Machicaと建機シミュレーター「メタトレ」を紹介しました。
04

3DGSは、これからどうなる?

Q12小笠原

3DGSは、論文の発表からわずか3年で、世界共通のファイル形式でも扱えるようになりました。技術そのものは、これからどうなっていくと見ていますか?

三谷

いまのMachicaで扱っているのは、止まった空間の3DGSです。でも世の中には、時間の流れを持った3DGSも出てきていて、中で人が動いていたりするんですよ。デジタルツインの空間で、過去の時間が再生される。動画が立体になっているような、スター・ウォーズの世界ですね。

そういうものが出てきたら、今度はどう活用できるのか。私にはまだそこは見えないんですけど、そういう活用もどんどん出てくるのかなと思います。

Q13小笠原

スター・ウォーズの世界…! 三谷さん自身が、3DGSでいちばん面白いと思うのはどこですか?

三谷

私はどちらかというと映像制作の出身なので、やっぱり映像に使ってみたいですね。あとからアングルを変えられるって、めちゃくちゃ楽じゃないですか。「あれ撮り忘れてたんだけど、3DGSがあれば後で撮れるやん」って。一度データを作ったら、あとからいくらでも映像を撮り放題です。

ガラスの反射も、視点を動かしてもちゃんと再現されるんですよ。雨の日にロケをしてしまっても、空だけ差し替える、といったこともできてくるかもしれません。

Q14小笠原

撮り忘れても、後で撮れる。映像の仕事が大きく変わりそうですね。映像のほかにも、使い道は広がりそうですか?

三谷

不動産や観光、メタバース、ゲームにも使えるものだと思います。

いまはiPhoneのアプリでも簡単な3DGSが作れるので、それを3Dプリントして形にする、といったことも考えられます。エンジニアでなくても、AIを使って開発ができる時代なので、ゲームの背景をCGで一から作るのではなく、実際の街をデータで撮ってくる、というやり方もできるかもしれません。仮想空間で旅行に行くのも、これまでVRで言われてきましたけど、本物の3Dの世界で、自分で行きたいところに歩いていけるようになります。

両手を広げ、笑顔で話す三谷歩さん
映像をつくる立場から、3DGSの可能性を語る三谷さん。
05

3D空間が、話し合いの場になる

Q15小笠原

Machicaは、これからどこを目指していくんでしょう?

三谷

いま私たちは、建設・土木の業界にすごく近いところにいます。まずは、このお客さんに使っていただくことが最初の目標です。

まずは、いちばん必要とされている現場で、本当に使われる道具にする。その先に、不動産や観光、街づくりといった、いろんな展開も見えてくると思うので、少しずつ枝葉を分けて広げていきたいですね。現実の空間について話すとき、まずMachicaを開く。そんな当たり前の道具にしたいです。

Q16小笠原

そんな日が来たら、現場の打ち合わせの景色が変わりそうです。Machicaでいちばん推したいポイントを、ぜひ教えてください。

三谷

3D空間の上に、コメントや資料を残せることです。

建設現場には、膨大な資料があります。「ここのデータは、フォルダのどこだっけ?」となる。それを空間の上に残しておけば、手軽に取り出せますし、お客さんとも共有できます。コメントをやり取りしていて、どこの修正なのか分からない、ということも、空間の上にあれば「ここなんだね」とすぐ伝わります。

SlackやChatworkのような共有の道具の「空間版」、空間データに結びついたコミュニケーションツールのように使っていただけたら、現場の話し合いはもっと速く、もっと正確になると思っています。

現場の位置に結びついた画像とコメントを表示するMachica
画像やコメントを、現場の場所に結びつけて共有する画面例。
END

3Dが当たり前になった、その先の現場

3Dの記録が、スマホで撮れて、1日でできて、URLで誰とでも共有できる。この流れがさらに進んだ先には、たとえばこんな現場が見えてきます。

  • 現場は、毎日写し取られる
    離れた事務所からでも、今日の現場を3Dで歩いて確かめられる。測り忘れも、撮り忘れも、あとから取り戻せる
  • 打ち合わせは、3Dの上で進む
    発注者も、住民も、職人さんも、同じ3Dの同じ場所を指さしながら話す。図面を読み慣れていない人も、話し合いに加われる
  • 写した3Dは、次の仕事の土台になる
    工事の記録が、点検や維持管理、街づくりの検討にもそのまま引き継がれる

WAN自身も、その先を見ています。2026年7月には、建機シミュレーター「メタトレ」に熟練者の技をAIで評価する機能を加える研究が、国の研究開発事業に採択されました。現実を写した3Dは、人の打ち合わせだけでなく、いずれAIが現場の仕事を学ぶ場にもなっていく。その話は、次回の1日密着で、三谷さんの仕事ぶりと一緒に追いかけます。

この記事を、どんな視点で読むか

  • 現場を持つ企業の方へ:まずは、撮って残すことから始められます。スマホの動画でも3Dになる時代です。3DGSの使いどころは、きれいさの自慢より、関わる人との話し合いを速くするところにあります
  • 学生やクリエイターの方へ:映像やCG、ゲームの技術は、現実の空間を記録し、仕事に使う道具をつくる技術にもなっています。「映像の人だからこそ見える使い道」が、まだたくさん残っています
  • エンジニアや研究者の方へ:3DGSの「見た目」と、測量の「正確さ」をどうつなぐか。撮った日時や加工の記録をどう残すか。世界共通の形式が整った今こそ、取り組みがいのある課題です
Q17小笠原

三谷さん、今日はありがとうございました! 最後に、読者に伝えたいことはありますか?

三谷

WANは、自社のサービスに限らず、受託の制作や開発もやっています。プロジェクションマッピングも、建機のシミュレーターも、Machicaも、根っこは現実の空間を仮想空間に写し取る仕事です。だから「これ、仮想空間でできないかな」と思ったら、お困りごとがあれば、ぜひ気軽に話を振ってみてください。いろんな引き出しがあるので、いろんな答え方ができると思います。

EDITOR'S TAKE ── 編集長・小笠原はこう読む

3Dの勝負は、「作る」から「どこの話か伝わる」へ

三谷さんの話と、この秋の3DGSの動きを並べて見えたことを、3つにまとめます。

VIEW01

3DGSのボトルネックは、カメラではなく会議室にある

3DGSは、撮る道具も作る仕組みも、この3年でほぼそろいました。世界共通のファイル形式でも扱えるようになった。それでも三谷さんの見立てでは、仕事で使い切れている会社は「ごくわずか」です。

足りないのは、撮影の腕ではありません。できた3Dを、発注者や住民、現場の職人さんとの話し合いにどう持ち込むか、です。Machicaが「コメントを空間に置く」機能を推しているのは、まさにそこを突いています。3Dの価値は、きれいさより「どこの話をしているか」が一瞬で伝わることにある、と私たちは見ています。

VIEW02

業界の外から来たことが、いちばんの武器になる

「私たちは業界経験がないので、最初は推測で作った」。三谷さんはそう率直に話してくれました。そのうえでベータ版を無償で届け、距離の測り方ひとつまで現場の人に教わっている。だからこそ、走行シミュレーションのような、作り手だけでは思いつかない機能が生まれています。

専門家だけで作った道具は、専門家にしか使えなくなりがちです。映像の人が作ったビューワーが、図面の読めない住民にも伝わる道具になる。この組み合わせには、建設DXの大事なヒントがあると思います。

VIEW03

「誰でも見られる」の次は、「どこへでも持っていける」

3DGSが世界共通のファイル形式で扱えるようになったことで、3DGSのデータは、特定のソフトに閉じ込められたものではなくなりつつあります。そうなると、次に問われるのは、空間に付けたコメントや資料まで一緒に、ほかの道具へ持っていけるか、です。

Machicaのようなビューワーが、現場の会話の記録まで含めて、世界共通の流れに乗れるか。そこが、3DGSが本当に「仕事の道具」になれるかどうかの分かれ目になりそうです。続けて追いかけたいテーマです。

SOURCES ── 出典・参考

  1. DATA WORLD『点群の次はガウシアン? 現場の見え方を変える3DGSビューワー「Machica」開発者に聞く|ワールドエリアネットワークス代表 三谷歩』(YouTube)
  2. Kerbl ほか『3D Gaussian Splatting for Real-Time Radiance Field Rendering』(SIGGRAPH 2023)
  3. Khronos Group『KHR_gaussian_splatting』glTF仕様の承認状態の更新(2026年9月3日)
  4. 国土交通省『第21回 建築BIM環境整備部会 資料(令和6年度 BIMの活用状況に関する調査)』(2025年3月18日)
  5. McNally ほか『3D Gaussian Splatting の空間精度評価』(ISPRS Annals、2026年7月2日)
  6. 国土技術政策総合研究所『3次元モデルのGIS連携について』(BIM/CIMポータル、2026年7月7日)
  7. 国土交通省『BIM/CIM適用 実施方針(2026年版)』(2026年3月)
  8. KIMOTO『3DGSビューワー「kimotoGS」を発売』(PR TIMES、2026年9月30日)
  9. ホロラボ・CalTa・JR東日本コンサルタンツ『TRANCITY Nebula 追加サービスの共同開発』(PR TIMES、2026年9月9日)
  10. CSPI-EXPO 2026『開催結果報告』(2026年6月30日)
  11. Niantic Spatial『Introducing Gaussian Splat Relighting』(2026年9月18日)
  12. SAGA(動く3DGSの圧縮に関する研究、arXiv、2026年9月27日)
  13. STARS-GS(大規模な空撮範囲の3DGSに関する研究、arXiv、2026年9月3日)
  14. ワールドエリアネットワークス『3DGSビューワー Machica 公式サイト』
  15. ワールドエリアネットワークス『3DGSビューワー「Machica」専用サイトを公開』(PR TIMES、2026年6月11日)
  16. ワールドエリアネットワークス『熟練者の技術をAIで可視化・継承する「メタトレ+」研究開発計画がGo-Tech事業に採択』(PR TIMES、2026年7月30日)
  17. ワールドエリアネットワークス『コーポレートサイト』(2026年10月5日公開)
#BUSINESS#3DGS#ガウシアン・スプラッティング#デジタルツイン#BIM/CIM#建設DX#Machica#ワールドエリアネットワークス